環境に配慮した宿
人と自然の共存に向けて
箱根周辺の木材を熱源としたバイオマスボイラーを導入することにより、CO2排出量の大幅な削減を行いました。以前は宿の大浴場や露天風呂の熱源に化石燃料を使用しており、このことにずっと疑問を感じていました。山にたくさん育っている木を生かせればいいなあ、という思いから「資源の地域内循環」といいうキーワードに出会い、箱根近隣の「木」を循環させる行動に移しました。箱根周辺の木材を使用することにより、森の荒廃を防ぎ、雇用を生み出しています。また適宜見学も受け入れ、それが啓蒙活動につながっています。
年代を経たものの価値を提供する宿
離れ「雉子亭」は、400年前の合掌造りを飛騨から移築したもの。手を加えながら、その趣きや合理的なつくりを後世に伝えていきます。また本館についても増築を繰り返した築40~60年の建物の構造を生かして、今の時代に合った使い方をしています。館内の建築素材については、長く使用するにつれて味わいの増す自然素材、自然に還る素材を多く使用しています。
人が生きる宿
働く人が、その人らしく輝くことを応援しています。仕事を通じて、社員のいい人生を作っていくことが、豊栄荘の目的です。その目的に向けた採用・教育といった会社作りを行っています。「人に喜んでもらいたい」という思いの強い社員が提供するサービスは、お客様に「あるがままでいられる」という価値を提供し、お客様の人生を良くすることに寄与します。
箱根旧街道の宿
私たちは箱根旧街道沿いの宿を営ませていただいており、「旧街道を元気にしたい。」という思いで活動してきました。箱根旧街道には美しい自然・歴史・文化があります。この「箱根旧街道を生かしたい!」「もったいない!」ということが、行動の原点になっています。最近では、眠っていた観光資源である「早朝」に視点を向け、「早朝の箱根旧街道」という価値を提供するツアーを実施しています。
環境への取り組み
この箱根旧街道において、美しい山・森、そこから生まれる水、流れ込む海に至るまでの資源を大切にする活動を有志で行っています。
豊栄荘では、バイオマスボイラーを導入するなど、「もったいないを生かす」ことを旨として、なるべく環境に負荷をかけない経営を行っております。
豊栄荘は旅館内の排水の処理でも通常の規模の7倍から9倍の処理能力浄化槽を設置して自然に綺麗な水を返すようにしております。